水牛角刮痧(グアシャ)の種類について
- 黒水牛角
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黒水牛角は、表面がダークブラウンやダークグレイのものがよく見られます。
また光の反射度が良いという性質があります。
一見ただの黒色に見えますが、
光を通して見てみると紋様とグラデーションが奥に入っているのが見えてきます。
この模様は黒水牛角それぞれ違い同じものは存在しないとてもユニークなものです。
黒水牛の角は珍奇な薬材でもありますが、
商品にすると比較的に割れやすく乾燥したところで使用するのには向いていません。
空気の乾燥したところで不意に落としたりするとパキッと折れてしまうことがあります。
購入後の取扱は、なるべく丁寧に使用し適切なケアをすることが必要です。
また赤牛の角と同等の硬度を持っているのですが、
価格は比較的に安価でお得な素材です。
五行では黒は水に属し水は財運をもたらすため、
黒水牛は「吉祥富貴」の動物としても世間に知られています。
- 白水牛角
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白水牛とは、黒水牛の白変種で、数が極めて少なく非常に珍しい水牛のことです。
天然の白水牛角は細かい繊維を合わせた組織で構成されていて、
見た目はツルツル、ピカピカで、キメ細かい繊細と潤いのあるような滑らかな触感が特徴です。
その繊維の細かさから刮痧(グアシャ)板に精油がたまりにくく、
使った精油の滋養成分をすべて皮膚に吸収させ、精油を一滴も無駄にしないという性質があります。
これは他の素材で製造された刮痧(グアシャ)板には出来ません。
優れた美顔・ヘアケア効果にも注目され美容のプロに最適なツールとされています。
『玉』のように奇麗な見た目をもちながら、
現在最高と言われる『サイの角』と
同等の効能を持つ唯一の珍奇薬剤という、
とても貴重で、なおかつ実用的な素材として重宝されています。
また、様々な経済上の価値もあり、貯蔵品として取り扱う人も少なくありません。
国際上の取引で『サイの角』が取引禁止とされてからは、
世界各国の製薬企業が白水牛角の効果を認め、
『サイの角』の代わりとして利用するようになりました。
そのため白水牛角の相場も昔と違い急上昇しています。
【性味帰経】苦 寒 帰心 肝 胃経
【薬性説明】心・肝・胃 三経の火を排出する働きなので排熱・排毒効果があり、
中医学で【治 血熱・毒盛】に不可欠の薬材です。
- 赤水牛角
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ここで紹介するのは南アフリカ産赤牛角です。
赤水牛角は天然の水晶と同様に色やしま模様に同じものがありません。
ジュエリーのように透き通るものもあります。
「旺来絲」というシルクのような模様が入ってる種類が最高ランクとされています。
生き物の持つエネルギーが牛角に宿っていて、
『玉』と同じく使用するほど光沢が出て透き通ってきます。
また持ち主にパワーを与え、勤勉家の牛が事業展開に良い運をもたらすと言われています。
赤水牛角は粘りがあり、とても丈夫で比較的に軽量です。
潤度が良く表面はツルツルで光沢があります。
しま模様や色合いが豊かなのも特徴のひとつです。
一般的にライトグリーン、ダークグリーン、ダークレッド、ブラウン、イエロー、ブラック
のしま模様の組み合わせが一番よく見られ、
他にもコーヒー色、ホワイトのしま模様が入ったものもあります。
また、単色なパターンが少ないのも特徴です。
照明に向かって光を通すと、
色の浅いところは半透明のライトイエローになります。
照明の下で見るとシルクのようなしま模様は、髪の毛のように細く見えます。
価格的にもお買い求めし易い価格です。
- 黄水牛角
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産地・品種により、色が黒いものと米色の2種類があり、
独特な美しい紋様があります。
もともと台湾黄水牛角は体積が少いため製造された商品は厚みが薄く、
厚い商品は極めて少ないのでなかなか目にすることができません。
刮痧施術・ツボマッサージなどで使用されるほか、
茶さじ(ティースプーン)・花植えの入れ物など多種多様に使用されています。