昨今、とても一般的なものになってきた「アロマセラピー」という言葉ですが、
そのアロマセラピーとは「植物から抽出した精油成分による芳香療法」のことです。
100%ピュアな精油には天然の化学成分が数百種も存在し、繊細かつ優しい作用で体に働きかけます。
アロマセラピーは、人工的化学薬品とは異なり大自然が生み出した
植物が持つ大きな生命力のエッセンスを活用する療法です。
その歴史は古く、紀元前3000年から世界各国様々な形で実践され、
その経験の積み重ねでできた医学体系をもつ伝統療法なのです。
アロマセラピーは、その歴史の中で多くの生化学者やハーバリストたちが
臨床実験や医療の現場でその効能効果を積み重ね実証されてきた療法であり、
それは漢方中医学の「実証医学」と同じと言えます。
一時、西洋医学の発展や人工化学の薬品の発展でその影が薄くなっていましたが、
昨今の病因や症状の多様化、不定愁訴の激増、ストレス社会という言葉が生まれる中、
「心と身体のホリスティックな美と健康」というものに目を向けるようになり、
漢方中医学などの伝統療法と共に再び注目されてきたのです。
アロマセラピーとは、前述のとおり芳香成分によって様々な効果をもたらすものですが、
その香りが働きかける経路には大きく分けて4つの経絡があります。
4の経口摂取は、消化器管への影響が予測される為、日本では行われていません。
このような経路を経て1つの精油に数十種~数百種もあるといわれる香りの成分である
天然の化学成分が症状の改善に働きかけるのです。
ですが、アロマセラピーから期待できる効能は全ての人に共通するとは限りません。
その効果の発揮具合はその人の体質や体調によって微妙に異り、
早く反応が見られる方もいれば、ゆっくり見られる方と様々です。
また、予期せぬ奇跡を生み出した例もあります。
ここがアロマセラピーの繊細かつ魅力的・神秘的なところでもあります。
昨今とても身近なものになってきたアロマセラピーですが、
使用するアロマオイルは何でもいいというわけではありません。
化学合成された香料を使用していない100%天然成分でなければ
そのすばらしい効果も期待できないでしょう。
ただし、天然であるからと言って100%安全とは言えないので注意が必要です。
詳しくは、取り扱い基本事項をご覧ください。