中国では古くから伝わる民間療法の『刮痧療法』に使用される道具で、 各家庭にひとつはあると言われるほど浸透し、 健康維持・美容・整体などに幅広く利用されているものです。 弊社の取り扱う水牛角刮痧は100%天然の良質な材質の牛角を 使用していますので化学反応・静電気などはなく無毒性です。 さらに熟練された職人によりひとつひとつ丁寧に加工され 滑らかになっているのでお肌を傷つけることもありません。
牛角とは牛の角で前頭骨の側面から生えます。
一年ごとに生え変わるシカやトナカイの角と違い牛の角は一生伸び続けます。
角突起(骨で出来た芯)と角鞘(ケラチンというタンパク質の鞘)からできていてます。
角質、皮膚組織、骨の三層に分かれ、毛細血管も通っていることから切断すると出血します。
弊社の取り扱う水牛角刮痧は野生の水牛が争った際に折れたものや
一部地域で食用とされている水牛の角を利用しています。
身近な物では印鑑、包丁の柄、箸などに利用され、もちろん国際貿易上での輸出入禁止品ではありません。
水牛角の形はやや扁平で曲がっている錐体で本体から枝分かれすることはなく、
表面はザラザラで、一面には横に溝のような刻み目があり、
反対側の一面には細かい横波のような模様が入っています。
先端は鋭く縦模様がついています。
角の基部は少し三角形に見えます。
骨の中は空洞で内側には骨質(髄)が付着しています。
長さ・大きさは品種により異なります。
この水牛の角は中医学ではよく利用される薬材の一つで
【辛(辛い)、鹹(しょっぱい)、寒(寒い)】という性質でとされています。
中医学で【辛】とは「行気活血」で、【鹹】とは「軟堅潤下」、
【寒】とは「清熱解毒」という効能が掲載されています。
このことから「水牛角」は「発散行気・活血鬱血・疎通経絡」の効能が期待されると考えられます。
また、古くから使用されてきた漢方の1つサイの角「犀角」がワシントン条約により保護され
一般市場に出回ることがほとんど無くなった今、牛角(水牛角)が犀角の代用になるとして注目を集めています。
水牛角と言っても様々な種類があります。
その中でも黒水牛角は見た目がシンプルで値段も安価な商品になります。
また、白・赤・黄水牛はそれぞれの光沢感・模様があります。
赤・黄水牛角は耐久性が高く比較的高価な商品です。
白水牛角は滅多に起こらない遺伝子での変種なので価格は一番高くなります。
現在、原材料はますます手に入り難くなっていますので相場も一段と高くなることが予想されます。